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国益追求こそ政府の仕事 [社会・環境問題]

こんにちは~ (*^_^*)/

自民党でも媚中政権はありましたが、民主党はさらに輪をかけて酷いですね。しかも、外交センスがゼロときては、目も当てられません。

---------------------------------------------(産経新聞より抜粋)----

【正論】筑波大学大学院教授・古田博司

 

 ■合理的に国益を追求する大切さ

 日本人は信じたくないものから目をそらすという悪い癖がある。写実は得意 だが、現実は苦手だ。なぜかと言えば、現実を解釈する理念や原則を常に外来のものに頼っているため、それを持ってこない限り、情緒に流れやすいという傾向 があるのではないか。

 ≪G20を前に存在をアピール≫

 そこで早速、冒頭から理念を掲げることにしたい。ドイツ史家マイネッケは次のように語っている。「あらゆる特殊な 『国家の利害』は、ひとが16世紀の半ばいらい『国家理性』と呼んだもの、つまり、各国家は自己の利益という利己主義によって駆りたてられ、ほかの一切の動機を容赦なく沈黙させる、という一般的な規則から生ずるものである」(『近代史における国家理性の理念』)

 そうなのである。そのような 諸国家が周りをとりまいている東アジアの国際環境で、日本だけがどうして「国家の品格」にあぐらをかいていられるだろうか。

 たとえば今回 の韓国哨戒艦撃沈事件は、日米同盟のタガがゆるんだ間隙(かんげき)を衝(つ)いて行われた。目的はソウルオリンピック前の大韓航空機爆破事件と同様だ。 主要20カ国・地域(G20)ソウル首脳会議を11月に控えて、軍事行動がとれない韓国を挑発し、国威発揚をねらうと共に、国際社会に自己の存在感をア ピールし、ついでに国際武器市場にデモンストレーションを行ったと見ることができよう。

 ≪現実から目をそむけるな≫

 誰が考えても国際関係はうるわしい方が良いに決まっている。だが東アジアにうるわしさを謳歌(おうか)できる場はない。筆者の関(かか)わった歴史共同研究にしても、これは外交であり、クラウゼヴィッツ風に言えば、武器を使わない文字どおりの戦争であった。戦争は野蛮で下品なものである。それが現実なのだが、「慈愛・誠実・惻隠」などの道徳を持ちこむ者が必ずいる。

 卑劣な相手に「卑怯(ひきょう)なことはいけない」では、絶対に勝てないというものではないか。これと同様、今の日本のサッカーでは、肘(ひじ)鉄や蹴飛(けとば)ばしをものともしない韓国チームには未来永劫(えいごう)にわたり勝算がないであろう。日本人は先の敗戦の反省いらい、戦争は不道徳であってはならないという観念にすっかり呪縛(じゅばく)されてしまっている。だが考えても見よ。不道徳でない戦争などというものがあり得るだろうか。冒頭に引いたマイネッケは次のようにつづけている。

  「しかしそのさい同時に、『国家理性』は、つねにただ、適切に理解された利益、つまりたんなる貪欲(どんよく)の本能から浄化された合理的な利益のみを意味する、ということは、暗黙のうちに、本質的な前提とみなされている」(同)

 国益とか、国家の利害はどの国も求めざるを得ない。要は、貪欲の本能から解放され、いかに合理的な利益のみを追求するかが理性の問題なのであろう。外交や戦争はその駆け引きのためにある。

 信じたく ない現実から目をそむけ、理念も原則も放り出し、ひたすら自己の「腹案」の写実にいそしむ我が国の現首相は、「国家の品格」などといっている間に、「国家理性」に追いつめられていった戦後の非現実性の象徴であろう。(ふるた ひろし)

---------------------------(以上引用終わり)--------------------------

戦後の日本の政治家は、特に明治の元勲らと比較して、世界的な視野がない目先のことしか考えない小物だと言われてきました。そして、今、最も小物な首相を戴いています。




民主党って、到達目標(政策集)を選挙前のマニュフェストに載せずにごまかして政権を取った姑息さが、ここに取り上げられています。選挙前の2009年8月の時点で・・・・。でも、テレビ報道を始め、マスコミで報道されませんでしたよね。

民主党政権の外交は最悪ですが、自民党政権時にも日本をおとしめる外交がなされていたことが列挙されています。

名前が挙がった連中は、戦後史に国賊として教科書に名前を留めるべきでしょう(もちろん鳩山と菅と小沢はトップに並びますが・・・)。

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タグ:国益
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