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来るべき宇宙戦争時代 [社会・環境問題]

こんにちは~ (*^_^*)/

Chinaがいよいよ宇宙へも本格的に進出です。きっと、「月は有史以来我が国の核心的利益だ」と言い出すに決まっています。尖閣や南沙諸島がそうだったように・・・・

-------------------------(産経MSN2011.10.6)

すぐに中国宇宙軍の時代が来る

中国軍事専門家・平松茂雄

 中国が、初の宇宙ステーション建設に向けた無人実験機、「天宮1号」の打ち上げに成功した。

 ≪宇宙ステーションが拠点に≫

  宇宙ステーションは、2020年の建設を目指して計画が進んでいる。「天宮1号」はそのひな型で、今後、3回打ち上げられる宇宙船とのドッキング技術を確 立する目的だとされる。13年には、中国初の女性宇宙飛行士が「天宮1号」に移動し、宇宙での植物成長の観察など各種科学実験を実施する予定だという。中 国はこれまでも宇宙での各種種子・苗の育成を実験している。宇宙には鉱物、太陽エネルギーなどの資源が無尽蔵にあるから、新素材の開発・加工・製造なども 行われるだろう。

 だが、今回の打ち上げには、宇宙ステーションの軍事利用という重大な意図も込められていることを見落としてはならない。宇宙ステーションは単なる科学実験室ではなく、宇宙軍が行動する舞台の一つにもなるとみるべきである。

  1980年代中葉のことだ。中国軍内で「国防発展戦略」と呼ばれる高度な戦略論が戦わされた。中国軍では当時、85年から3年間にわたりトウ小平が断行し た「百万人の兵員削減」を機に、全面的な改革・再編成が進行していた。この戦略論議は、それに伴う軍の新しいあり方を検討したものだ。中に次のようなくだ りがあった。

 将来の戦争は「地上での争奪を目的とした平面戦争」から、「空間の争奪を目的とした立体戦争」へと発展し、その「空間の争 奪」の一つの焦点が宇宙空間であり、「宇宙空間で優勢になった者が空間争奪戦を優位に展開することになる」。「空間争奪」という観点から、「今後の陸軍、 海軍、空軍は一体運用されるようになり」、今後の武装部隊は、大気圏外における単独の「宇宙軍」と、大気圏内で高度に統合化された「陸海空軍」に二分されるようになる。

 中国軍が、それまでの前近代的な軍隊からようやく近代的な軍隊に転換しようとしていた時期に早くも、宇宙ステーションを軍事拠点にすることを前提にしたような宇宙軍の創設構想を論じていたことは、長らく中国軍を観察してきた筆者にとっても衝撃だった。

 ≪すでに20年以上前からの着想≫

 当時、わが国では全く話題にもならず、防衛庁や自衛隊内で筆者が口にしても笑い飛ばされるのがおちだった。だが、これは中国軍の全面的で大胆な変革への烽火(のろし)にほかならなかったとみていい。

  それから20年余、中国はその方向へ着実に発展している。99年11月に、無人宇宙船「神舟1号」を打ち上げて回収し、以後、2001年1月、02年3 月、同12月と、立て続けに打ち上げ・回収を成し遂げた。これを受けて、03年10月には有人宇宙船「神舟5号」を打ち上げて回収し、05年10月、08 年9月と計3回打ち上げ・回収を重ねている。今回の「天宮1号」は20年までに打ち上げ予定の「神舟8号」、9号、10号と、それぞれドッキングして、宇宙基地を建設する計画だ。そこに宇宙軍が駐屯する可能性は排除できない。

 宇宙船は1日に十数回地球を周回でき、搭載された高感度カメラ で、米国、日本、台湾などの軍事施設に対する精密な偵察情報を収集できる。しかも、搭乗する飛行士を通して情報通信できるから、地上に対する指揮命令の伝達、コントロールも可能になるという事態を想定しておいた方がいい。

 他方、中国はレーザー兵器で米軍事衛星を攻撃して無力化することを意図して数回にわたり実験したものの、予期した成果を上げなかったようで、数年前にはミサイルで自国衛星を破壊する実験を行い、衛星の無数の破片を宇宙空間に飛散させる危険な行為である、と国際的非難を浴びた。有事には米偵察衛星を 破壊して、米国の軍事力を無力化することを目的とした実験だったのは間違いない。

 ≪宇宙空間に米国の弱点見出す≫

 中国がこのように宇宙を軍事利用しようとしているのは、米国と戦って負けないためには何が必要かとの発想を起点としている。

  中国は、米国に対してがっぷり四つの戦いを挑むことなど考えてはいない。どうすれば、米国の弱点を突いて打ち破ることができるか日夜、懸命に考え抜いてい る。たどり着いた結論のひとつが、米軍事力は宇宙経由の情報や指示によって動いているから、軍事衛星を破壊すれば機能不全になる、という考え方だったのであろう。

 中国軍に宇宙兵器が装備され、関連した技術を有する軍人・専門家から成る宇宙軍が創設され、宇宙に軍事拠点が築かれて、中国がそれを足がかりに動く日は、それほど遠い将来のことではない。

 わが国も、宇宙開発には多額の国民の血税を注ぎ込んでいるわけだから、中国が宇宙を軍事利用する近未来への備えを、例えば米国などと共同で検討し始めるときに来ているのではないだろうか。

 中国が台頭し進出するに連れ、わが国の安全保障を支えてくれている米軍のアジア・太平洋地域での存在は、相対的には低下してくるという長期的傾向に、わが国は正面から向き合う必要がある。(ひらまつ しげお)

-----------------(以上引用終わり)------------------

上の記事で指摘している衛星破壊実験についての詳細記事は、次の通りです。

-----------------------------------(AFP BB News 2007年01月19)

中国が人工衛星撃墜実験に成功

塩崎官房長官が懸念を表明

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写真は、珠海市で開催された「6th China International Aviation and Aerospace Exhibition」で展示された、中国のP12型戦術ミサイル。今回中国が使用したミサイルは未確認。(c)AFP/Ted ALJIBE

東京 19日 AFP】中国が弾道ミサイルを使った人工衛星の撃墜実験に成功したことが18日、明らかになった。これについて日米とオーストラリアは19日、重大な懸念を表明した。

 米国政府によると、中国は11日、高度約800キロにあった同国の老朽化した気象衛星を、四川省西昌の衛星発射センター付近から弾道ミサイルを発射して 破壊した。人工衛星の撃墜実験を行った国は、冷戦時代の1980年代に米国と旧ソ連が行って以来、中国が3番目。米国とロシアは、大量の残がいが発生する ことから、実験を停止している。

 実験の成功は、日・米・露・イスラエル・欧州が打ち上げたスパイ衛星を中国が撃墜可能であることを証明したことになる。

 中国の近年における軍事支出の増大に危機感を抱いている日本政府は、ただちに中国を非難。塩崎恭久官房長官は、19日午前の記者会見で、「宇宙の平和利用と安全保障の観点から懸念を持っている」と述べた。米国政府もただちに実験を非難し、英国と韓国も憂慮を示すだろうと示唆した。

 中国国防省のスポークスマンは、AFPに対し、「実験については関知していない。メディアは伝聞証拠を流しただけ。事実を確認する時間もない」と語った。

 実験は、米専門誌エビエーション・ウィーク・アンド・スペース・テクノロジー(Aviation Week and Space Technology)の電子版が最初に報じ、米国政府もこれを確認した。
 
 今回破壊された気象衛星は、1999年に打ち上げられたもの。

 中国は2003年、米国と旧ソ連に次ぎ、有人宇宙飛行も成功させている。

----------(以上引用終わり)--------------

まだ、この頃は自民党政権だったから、実験に抗議できたんですよね。「中国様」と媚びを売ることしかできない現民主党政権では、お追従を述べるのがせいぜいでしょう。

------------------------------(産経新聞 2011.10.3)

天宮1号 宇宙に覇権主義は禁物だ

 ここまで来たかという感懐と同時に、これからどう進んでいくのかという危惧の念を抱かせる成功といえる。

 中国が宇宙実験機「天宮1号」を先月30日、地球を回る軌道に乗せた。“中華宇宙ステーション”建設の第一歩となる打ち上げだ。

 11月には宇宙船「神舟(しんしゅう)号」を無人で飛ばし、天宮1号とドッキングさせる。成功すれば小規模で無人だが、宇宙ステーションの原型の出現である。

 ドッキングは、その後も繰り返され、2020年ごろには宇宙飛行士が長期滞在できる60トン級の有人ステーションを完成させる計画だ。中国は米露に続いて宇宙ステーションを建設、運用する宇宙大国への道を歩み始めた。

 「宇宙利用は平和目的」と今回、中国は宣言しているが、全面的に信用することは難しい。4年前には軌道上の人工衛星を地上からのミサイルで破壊する示威的実験を行い、無数の危険なデブリ(破片)を宇宙空間にばらまく暴挙に及んだ例がある。

 中国には節度ある宇宙活動を注文したい。宇宙ステーションは軍事目的にも使える。他国に脅威を与えるような方向に発展させることは厳に慎んでもらいたい。

----------------------(以上引用終わり)--------------

こういった記事を、「蛙の面に小便」,「馬耳東風」っていうんでしょうか。まあ、ソマリアの海賊に向かって「海賊は公海の安全を乱すから止めなさい」と言っているようなもので、各国が軍艦を出して海賊船を潰していったように、結局は力で対処するしかないのではないでしょうね。言葉が無力なことは、日頃から「自衛隊の海外派兵反対」と叫んでいるピースボートでさえ自衛隊の護衛艦に守られてソマリア沖を航行したのですから・・・・

そして、この蔭には国民の犠牲を顧みない強引な開発がありました。

さすがは一党独裁の共産国。全体主義でなければ、とてもこんな無茶な開発はできません。 革新系の影響が強い沖縄や近海の人たちには「中国がやってくれば、中国人になれば良いさぁ」なんて、暢気なことを無邪気に話す方が多かったですが、チベットや東ウィグルの先住民の方々がどんな目に遭っているか、考えられた方が良いでしょう。

Chinaだけじゃなく、ヨーロッパ人に支配された南米の先住民オーストラリアのアボリジニの人たちはどうなりましたか?

そうならない為には、民主党を政権から一刻も早く引きずり下ろして、軍備を整えるしかないのではないでしょうか[ひらめき]


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