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信なくば立たず [社会・環境問題]

こんにちは~ (*^_^*)/

「信なくば立たず」を辞書(コトバンク)で調べると、

《「論語」顔淵から》社会は政治への信頼なくして成り立つものではない。孔子が、政治をおこなう上で大切なものとして軍備食生活民衆の信頼の三つを挙げ、中でも重要なのが信頼であると説いたことから。

・・・とありました。

民信無くんば立たず。

 --------------------------(産経新聞記事より)

【古典個展】立命館大教授・加地伸行 「信なくば立たず」

民主党の政権獲得のしかたは、どうも中国史における或(あ)る王朝の成立によく似ている。その王朝の期間は短く末路は哀れであった。この王朝の物語をしつつ、そこに注釈の形で民主党の姿を重ねてゆくというのはいかが、と提案した。

 それそれ、とそそのかされて書いた拙稿が「ある寓話-其(そ)の詐(たば)かるや愚かなるのみ」(平成21年10月号)であった。

 こういう物語である。漢王朝(前202年~)末期、王莽(おうもう)という男が大嘘)をついて人口の大半である農民の歓心を買い、一滴の血も流さず漢王朝政権を奪ってその名も新(しん)という王朝を建てた(西暦8年)。

 王莽はどんな男か。彼は名流出身の学校秀才。人柄も控えめでことばも丁寧。どこかの国の首相そっくりである。イ ンテリぶってまずこれで庶民をだました

 王莽のキャッチフレーズは「新」。政策は社会主義的で土地国有の下、農民に土地を与えると約束した。しかし失敗し、農民の土地所有の夢は消えた。王莽はさまざまな改革を試み、「…を改め、…を易(か)え、…を変じ、…を殊(こと)にし、…を異(こ と)にし…」と記録されているが、すべて失敗した。官僚制の改造改名に至っては大混乱となる。民主党が今 していることは王莽と同類。ともに机上の空論を実質化しようとして失敗というわけだ。王 莽は行き詰まり、人々の支持を失い、やがて反乱の中で新王朝は倒れる(22年)。王莽は斬殺されてさらし首になったが、彼の嘘だらけを憎んだ民衆は、その舌を切り取って食(くら)ったという。

 要するに、約束したのに守らない、嘘をつくということが問題なのである。こういうとき、人はよく 「信なくば立たず」(『論語』顔淵篇)を引くが、その意味はもっと深い。兵(国防・治安)・食(生活・経済)・信の中で政権への信(支持)が最も重要だと いう意味なのである。たとい外国に侵略され極貧になったとしても、信頼できる政権担当者があれば亡国には至らないという意味だ。

 誠実そうな顔をして、実は私利私欲で皇帝の位にしがみつき、民衆には調子のいい嘘八百を並べて約束し実現できなかった王莽に対して、趙翼(ちょうよく)という文人 (18世紀)は痛烈にこう批評した。「今の〔人々の〕愚(ぐ)や、〔単純にただ〕詐かるのみ。〔王〕莽の如(ごと)きは、其の詐かるや、〔その内容自体 が、ただ〕愚なるのみ」と。

 これは実は『論語』陽貨篇「古(いにしえ)の愚や直(ちょく)、今の愚や詐かるのみ」をひねったもの。この 『論語』の文を踏めば、首相はアメリカ人に愚といわれ、今の自分を「愚直」としたが、いや「愚詐(ぐさ)」というべきだ。(かじ のぶゆき)

-----------------(以上引用終わり)-----------------

首相だけではなく、民主党そのものが政権担当能力がなく信頼できない政党であることを、1年後の全国民は知っていることでしょう。


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