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村山富市を思い出す・・・ 小事をも大事にする無能首相 [社会・環境問題]

こんにちは。 (-"-;)・・・・・

有能な管理者は「大事小事に、小事無事にする」と言われます。それに対し、 無能な管理者は「事を荒立てて小事を大事に」し、「危機に際して為す術を知らない」のです。

「なにぶん初めての経験でございまして」との賜り、後手後手に回って救える命を数多く見殺しにした村山富市は、現在、弁護士とは思えない法的センスを持った福島瑞穂率いる社民党の前身・社会党党首でした。 彼が首相になったとき、梧桐は「危機管理能力ゼロ内閣の誕生」だと思いましたが、まさにその通りでした

さて、件(くだん)の我らが菅直人首相ですが・・・・・

--------------------------------------(産経新聞2011.3.16)----

初代内閣安全保障室長・佐々淳行 震災危機を「管理危機」にするな

 ◆弱い首相の時に大事件起きる

 菅直人・仙谷由人民主党政権で国家危機が起きたとき、本当に大丈夫か?という国民大多数の不安は不幸にも的中してしまった。

  今進行している状況は、「危機管理」に非ず。「管理危機」(レーガン米大統領暗殺未遂の際のヘイグ国務長官の言)である。野党の良識ある「政治休戦」で、 土肥隆一衆院議員の竹島韓国領有権共同宣言署名も、菅首相の在日韓国人からの献金問題も吹き飛んだ感があり、「これで菅政権の寿命が延びた」との声もある が、とんでもない話だ。菅氏は、ある程度、落ち着いたところで、東日本大震災の危機管理の大失敗の責任を取って、総辞職すべきである。

 民主党は、マニフェスト(政権公約)に治安・防衛・外交全般にわたるまともな安全保障政策を盛っておらず、国家危機管理に無関心だ。護民官精神も国家観もな い首相・閣僚の資格条件を欠く市民運動家が政権にあったことは、日本国民にとって不運だった。海部俊樹首相下の湾岸戦争村山富市社会党首相下の阪神淡路大震災オウム真理教地下鉄サリン事件のように、弱い首相の時に、大事件が起きるという危機管理ジンクスがまたまた当たってしまった。

 何が「自衛隊、警察、消防(ちょっと間を置いて)、海上保安庁の活動に心から感謝」だ。菅首相は全国放映のテレビで空々しい賛辞を口にする前に、「民主党の安全保障行政欠落は政党としての誤りでした。危機管理軽視も反省します。特に仙谷前官房長官の『自衛隊は暴力装置』『海上保安庁は武器を持った集団』という発言は甚だ不当な失言で、仙谷氏に撤回させ、謝罪させます」と国民に謝ってから自衛隊10万動員と言え。

 ◆手の平返し何でも自衛隊頼み

 それも、不見識にも2万→5万→10万と、たった2日の間に危機管理の禁忌である「兵力の逐次投入」の愚を演じ、さらに、戦後初めて予備自衛官の非常招集を行うとは、手の平を返したように何から何まで自衛隊、である。

 仙谷氏も疚(やま)しい沈黙を守っていないで堂々とテレビ会見してもう一度、「自衛隊は暴力装置」と言うか、撤回して謝るか、民主党のためにも姿勢を明らかにせよ。

 公共事業を目の敵にして事業仕分けするから建設業者がブルドーザーなど重機を中国や東南アジアに売ってしまい、災害地の瓦礫を撤去する者が少なく、自衛隊施設大隊に頼らざるを得ないのだ。

  「政治主導」も誤りだった。政務三役で国家危機管理ができるのか? 役人のやる気をなくしたから情報や初動措置が遅れ、「オーダー・カウンターオーダー・ ディスオーダー(命令・変更・混乱)」の大混乱が起きている。東京電力と首相官邸の「計画停電」の二転三転、七転八倒はその典型で、目を覆いたくなる醜態 だ。国民は懐中電灯、電池、ロウソク、保存食をスーパーの棚を空にして備え、被統治能力(ガバナビリティー)の高さを示したのに、政府側はまさに統治能力 (ガバナンス)の低さを天下にさらした。

 阪神大震災の際と比べてよくなったのは、2点である。

 ◆米支援、災対法適用の進歩も

 まず同盟国米国の応援を素直に受け入れ、米海軍の空母、揚陸艦の支援をもらったこと。阪神大震災の時は、村山首相は愚かにも、人命救助よりイデオロギーを優先させ、米国の支援を拒否した

  もう一つは災害対策基本法を初適用、「緊急災害対策本部」を立ち上げ、首相を本部長としたことだ。災対法では、災害対策本部長は地方自治体の首長、知事ま たは市町村長である。大災害となり複数の自治体に及ぶ場合は、「国務大臣(国土交通相)」を長とする「非常災害対策本部」を置く。

 阪神大 震災時、筆者は村山首相に「経済戒厳令」と呼ばれる「緊急災害対策本部」を設置し、全権限を首相に集中する非常大権を掌握するよう強く進言した。村山首相 は午後4時の記者会見ではこの進言を取り上げたのだが、周囲の猛反対で全閣僚参加の小田原評定となって大失敗した。ただ、首相にこんな大きな権限を与える と、菅首相の指導者としての資質がまともに問われることともなる。

 今の側近は、未熟、未経験、不勉強で、危機管理の補佐官はいない。今、 大事なことは、予備自衛官を招集するより阪神大震災や東海村原発事故を処理した各省の官僚OBを非常招集して地震と原発の諮問委員会を速やかに立ち上げる ことだ。名指しすれば、元官房副長官の的場順三、外交評論家の岡本行夫、元警察庁長官の国松孝次、元運輸相官房長の棚橋泰、元陸将の志方俊之の各氏らを三 顧の礼をもって官邸に非常招集、OBの諮問委員会を設置すべきだ。

 枝野幸男官房長官は、内閣広報大臣としては適任だが、「安全保障会議設置法」では、今回のような大災害の統一的指揮権と責任は官房長官にあり、補佐役は経済産業省原子力安全・保安院ではなく内閣危機管理監であることを思い出 してほしい。国内外のボランティアを国が受け入れて、奉仕団を組織するのも国の仕事である。(さっさ あつゆき)

--------------------------------------(以上引用終わり)----------

これで民主党から離れた(振りをしている)小沢一郎の株が上がって、「小沢を首相に」なんて声が出ないことを祈ります。佐々さんの挙げた海部内閣は小沢が担いだんですけど・・・ね。・


-------------------------------(
産経新聞2011年3月15日)--------------------

この期に及んで責任転嫁とは… 

首相、東電幹部に「撤退すれば100%潰れる!」 

 東京電力福島第1原発のトラブルがこれほど悪化したのは、政府が初動時に事態を過小評価したからではないか。あるいは希望的観測に基づき、小さく扱おうとしたのかもしれない。そこに菅直人首相のいつもの政治パフォーマンスと責任転嫁が加わり、事態は混迷を深めている。

「これ以上の放射線漏(ろう)洩(えい)の拡大を防ぐように全力を挙げて取り組んでいる」

首相は15日午前11時に発表した「国民へのメッセージ」で「ぜひ冷静にお聞きいただきたい」と切り出し、福島第1原発から半径20~30キロ以内の住民に屋内退避を指示した上でこう強調した。

ところが、3号機付近で400ミリシーベルトという異常な放射線量が検出された「不都合な真実」には触れなかった。

政府は福島第1原発の異常事態が発覚以来、「最悪の事態を想定して対応する」と強調してきた。にもかかわらず、避難指示の範囲は当初の半径10キロからじわじわと拡大。これが周辺住民の不安と混乱をもたらしたことは間違いない。

そもそも、首相は東日本大震災発生直後から「低支持率を挽回するチャンス」とばかりに自らをアピールしてきた。

地震発生翌日の12日午前に急(きゅう)遽(きょ)「現場を視察したい」と言い出し、福島第1原発を訪問。放射線漏れ対策に追われていた東電の現場担当者らはさぞ困惑したことだろう。

これに懲りず、首相はその後も被災地視察を望み、「かえって迷惑をかける」と周囲に引き留められた。「大将は非常時にはどっしり構えて指示を出さないといけない」(連合幹部)ことを理解していない。

首都圏で混乱を招いた東電の計画停電に関しても東電社長は13日午後6時すぎに発表する予定だった。 ところが、首相が「私が発表したい」と言い出したため調整に手間取り、国民への周知は2時間も遅れた。

発表の際、首相は感極まり涙をにじませた。非常時に感情を抑えることができないような最高指導者では国民は心もとない。

事態が悪化すると責任転嫁することだけは相変わらずである。

「陣頭指揮に立ってやり抜きたい!」

こう言って首相は15日早朝、統合対策本部立ち上げのため東電本店に向かった。もしかしたら、それまで陣頭指揮を執る考えはなかったのかと勘ぐってしまうが、到着すると居並ぶ東電幹部を「一体どうなっているんだ」と怒鳴り上げた。

「あなたたちしかいないでしょ。覚悟を決めてください。撤退すれば東電は100%潰れます」

首相にこの言葉をそっくりお返ししたい。 反論できない相手にかさにかかっている場合ではないはずだ。互いの連携を密にできなかった責任は政府にもある。  しかも、驚くことに首相は東電に3時間11分も居座った。これでは業務妨害ではないか。この間首相官邸を空けたことは職場放棄だともいえる。

ニュージーランドのキー首相は、2月22日にクライストチャーチなどで大地震が発生すると翌23日に非常事態宣言を出し、被災地で夜間外出禁止などを呼びかけた。あれほど報道で取り上げられながら首相は何も学んでいなかったようだ。

13日に蓮舫行政刷新担当相を節電啓発担当相に、辻元清美元国土交通副大臣を災害ボランティア担当の首相補佐官に任命したことにも必然性は感じられない。


蓮舫氏は事業仕分けで大津波対策のスーパー堤防の廃止を判定した。

辻元氏は平成7年の阪神淡路大震災の際、被災地で反政府ビラをまいた。 

2人の起用はブラックジョークなのか。



阪神大震災では、後手後手の対応を取った小沢潔国土庁長官が非常災害対策本部長を更迭された前例もある。首相もパフォーマンス以外に知恵が浮かばないならば他の人に代わってもらうしかない。(阿比留瑠比)


----------------------------------(以上引用終わり)----------------------

 人気取りを優先して、国事を疎かにするところは、小沢一郎と同じですね。

 さて、蓮舫が仕分けで廃止したものは・・・・

-----------------------------------(2CHより転載)----------------------

蓮舫が仕分け・廃止したもの

.● 石油と塩の備蓄 ( 仕分けパフォーマンスの生贄 )
.● 防衛費 ( 自衛隊災害救出活動の縮小 )
.● スーパー堤防 ( 100年に1度の大震災対策は不要 )
.● 災害対策予備費 ( 生活保護枠拡大(母子家庭)の財源化 )
.● 地震再保険特別会計 ( 子ども手当の財源化 )
.● 耐震補強工事費 ( 高校無償化の財源化 )
.● 学校耐震化予算 ( 自民党が推進していた政策 )
 ・ 除雪費用 ( 蓮舫が東北地方整備局を目の敵に、結果は言わずもがな )
 ・ 八ッ場ダム ( 「河川は自然堤防のままが環境にやさしい」 )

---------------------------------(以上)------------------------- 

佐々氏が「今の側近は、未熟、未経験、不勉強で、危機管理の補佐官はいない」と言う通りですね。まだまだ寒い日も続きます。どんなダメ内閣でも、今は踏ん張って災害復旧に努めてもらわなくては・・・

ちなみに、放射性物質漏れにはワカメと味噌汁が良い、と言われています。二次被害は過去の地震の教訓を生かしましょう。

※ タイトル「小事をも大事に」ですが、これは梧桐が今回の震災を小事と考えていることを意味しません。


タグ:仕分け 震災
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