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Ⅲ期 第3回前半 炭化水素の構造決定 [C2J-東大化学 日記]

こんにちは~ (*^_^*)/

C2JもⅢ期に入って、はや3回目[猫]

第3回のテーマは2つあります。

1つは、前回軌道の混成で時間を使い切ってしまったので、
できなかった炭化水素の分子式の決定[演習30-1の(3)~(5)]と構造決定[プリ掲載]ですね。
もう1つは、アルコールの基礎と主な反応です。

今回は、人によって問題を解く時間に大差の出る「有機化合物の構造決定」についてお話しします。

有機化合物の構造決定は、訓練によって大幅な時間短縮が可能なものの1つです。

構造決定に必要なことは、
 ① 官能基の性質 を覚える事
  例えば、「臭素水の脱色」といえば「π結合あり」など。
  単語帳のようなカードにまとめて覚えると良いでしょう。

 ② 化合物特有の反応 を覚える事
  例えば、「飽和炭化水素で水素が付加する」のは「シクロブタンシクロプロパン」のように。
  そうすると、①と②を組み合わせて、「臭素水を脱色しないが水素が付加する化合物」といえば
  「シクロブタンシクロプロパン」だと分かりますよね。

 ③ 分子式から異性体を書き出せるように訓練する事
  例えば、C7アルカンの異性体が何個あるか骨格異性体を全て書き出す練習をするとか、
  C4H8の分子式を持つ化合物いくつあるかについて
  鎖式炭化水素(アルケン)と環式炭化水素(シクロアルカン)でそれぞれ書き出す練習をする
  などです。
  その際に注意すべき事は、
  書き出した異性体に取りこぼし(見落とし)のないようにすることと、
  重複して同じ化合物を何個も書かないようにすることです。
  練習を繰り返して、異性体チェックに慣れて下さい。
  慣れてくると、構造決定の問題を解く時間が劇的に短くなりますよ。

入試では、構造決定を短い時間でこなせるようになれば、非常に有利になります。
最初は、やり方を指導してもらうと良いでしょう。
やり方を覚えたら、問題数をこなして得意になっていきましょう。
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