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口蹄疫の感染経路 [社会・環境問題]

こんにちは~ (*^_^*)/

さてさて、口蹄疫がどこから来たかという話については、情報が錯綜しているようです。

民主党政権になったとたんに韓国ブタOKにしたからこんな大変なことになったらしい。担当大臣は外国にトンズラして帰っ て来ていな いらしい。仕分けでこの予算を削ってないらしい。」とか

口蹄疫の恐れありと言うことで輸入禁止にしていた韓国 豚を、民主党政権になった直後に輸入 解禁。
そして半年後の現在、国内で口蹄疫発生。
」とか

口蹄疫は前政権の負の遺産
 
8月28日 済州島 豚肉解禁
  8月30日 総選挙
  9月16日 麻生内閣総辞職・鳩山内閣発足
」 とか憶測や伝聞交えて、ブログや2chに色々と書かれています。

これも、YouTubeで見つけた日本の口蹄疫の感染源に関するものの1つ。

 

ちなみに、口蹄疫事件】2009年台湾の報道から5月6日までの報道のまとめはこちら。



宮崎で「口蹄疫」が発生する前に、大陸や韓国では「口蹄疫」がはやっていたようです。

5月24日付けのJ-CASTニュー スは、「口蹄疫ウイルスどこから侵入 同型確認の韓国、中国から?の中で、

「 韓国でも、2010年1月に北西部の京畿道(キョンギド)の農家でA型ウイルスが確認され、A型が終息した直後の10年4月には、ソウル近郊の江 華島(カンファド)でO型が発見されている。現地の報道を見る限りでは、韓国では、A型についてもO型についても、かなり感染経路が絞り込まれている様子 だ。東亜日報や中央日報が、国立獣医科学検疫院による調査結果を詳しく伝えている。10年1月のA型のケースでは、北東アジア、具体的には中国か モンゴルから韓国に出稼ぎに来た労働者が韓国にウイルスを持ち込んだとみられている。労働者は09年10月に韓国に入国したが、09年11月に母国から仕 送りとして送られてきた服や靴にウイルスが付着していた疑いがあるという。今回問題化しているO型の感染経路は、もっと単純だ。感染源の可能性が高いの が、感染が起こった農場のオーナーだ。(1)オーナーは3月8日 から13日にかけて中国に旅行し、帰国後消毒せずに農場に入った(2)その時期、旅行先では感染が多発していた、というのがその理由だ。韓国の農場で発見 されたウイルスの遺伝子情報は、旅行先の中国のものと99.06%が一致したという。さらに、飼料の輸送や、人工授精技術者と地元農家との会合を行ったこ とが原因で、ウイルスが周辺の金浦市、忠州市、青陽郡、忠清北道などの自治体に広がった可能性も指摘されている。」と、今年4月の韓国での流行は「中国旅行した農場のオーナーが感染源」だと書かれています。

防疫に は、感染源を特定することが重要な柱だと思うのですが、 前記のJ-CASTニュースには続 けて、

「日本国内に話を戻すと、感染径路の解明は、決して政府にとっては「最優先」ということではない様子だ。赤松大臣の発言の中で、感染源解明につ いて触れているのは、5月18日の会見での

「感染源がどうだったのか、感染経路がどうなのか、専門家の方にきちっと出していただいて、それなりの答えを出していきたい」

という発言が最後だ。」とあり、首をかしげてしまいました。感染源の解明は、宮崎以外の他での防疫の指針を決める重要な要素の一つです。(例えば鳥取新聞)。何かに遠慮しているんでしょうか[exclamation&question]

ちなみに、5月7日の読売新聞「宮崎の口蹄疫、韓国・香港のウイルスと酷似」の 記事

「農林水産省は7日、宮崎県で見つかった口蹄疫ウイルスを動物衛生研究所(本部・茨城県)と英国の家畜衛生研究所で分析した結果、韓国と香港で今年 発生したウイルスと遺伝子が極めて似ていると発表した。」と、韓国,大陸からの感染である可能性を示唆しています(輸入豚か旅行者かは不明ですが・・・)。

やはり、遠慮する理由があったんでしょうね。当の本人(赤松農水省)は、「口蹄疫」の問題をそれほど重要だとは思っていないようですね。大臣の外遊による初動の遅れのツケで、防疫に失敗しての税金1000億円投入ですか。事業仕分けで削るべきは、こういった無能な大臣職とその給与でしょうよ。

「私が居なかったからと言って対策ができないわけではない」とは、開いた口がふさがりませんね。官僚支配の打破を掲げて政権を取り、全ての決定に責任者たる大臣の裁決を必要とする政治主導・党主導の体制にして、官僚たちから裁量権を取り上げたのは、誰ですか?

10年前に封じ込めに成功したのは、農水省が即応したことが大きいと言われています。


今の「口蹄疫」の蔓延こそ、「民主党」の政治主導・党主導の結果なんですね。 

さて、

サーチナ(Searchina)の2010年1月1日付けの記事「日本の済州産豚肉の輸入中断は「当然」、韓国もしっかりしろ!によれば、

「ソウル近郊の抱川地域の農場で口 蹄疫が発生したことで、農水省は7日韓国産豚肉の輸入を停止することを発表した。口蹄疫は牛や 豚、ヤギなどの家畜に多く発生する急性ウイルス性伝染病で、人への感染例はなく、50℃以上に加熱した場合食しても人体に影響はないとされる。しかし、伝染力が非常に強く、感染された家畜は食肉処理されるため、蔓延(まんえん)すれば畜産界への打撃は大きい。韓国では2000年と02年に口蹄疫が発生したが、その後は世界動物保健機構から清浄国となった。日本では04年11月に韓国で発生した豚コレラを理由に輸入を停止していたが、09 年9月に済州産豚肉に限り輸入を再開したばかり。(編集担当:金志秀)」(記事を一部引用)

たしかに、輸入した韓国豚から観戦した可能性がありますね。輸入できる判断したのは自民党政権下だったにしても、自民党政権下では2桁以内の被害で押さえ込みに成功しているのだから、現在の惨状の原因は、やはり民主党の無能政権の責任でしょう。きっと、Chinaが離島を武力占領したり、北朝鮮の潜水艦に船舶が沈められたとしても、何も手を打たずにいるんでしょうね、小鳩政権は。選挙にこだわる小沢氏なら、農村票狙いで政府の初動の遅れを、党主導でフォローするかとも思ったのですが、そこまでの才覚はなかったようです。結局のところ、金勘定は出来ても危機管理は出来ない政権でしたね。

さらに、サー チナ(Searchina)の2010年4月23日付けの記事

「韓 国で口蹄疫感染が相次ぐ、畜産農家の意識低く感染拡大の恐れも」によれば、

「韓国の農林水産食品部は22日、忠清北道忠州市(チュンチョンボクド・チュンジュシ)の養豚場で、口蹄疫(こうていえき)に感染した疑いのある豚10頭 について、ウイルス検査の結果、陽性であることを確認した。韓国では4月に入り、口蹄疫の感染報告数が12件と相次ぎ、この内6件が確定している。

韓 国メディアによると、忠州市は口蹄疫が見つかった農場から半径500メートル内で飼育している家畜2997頭をすべて殺処分にすると発表。さらに、周辺住民の移動を制限するなど、感染拡大を阻止するための防疫対策が実施されている。

しかし、今回問題となっている農場は、4月始めに口蹄疫が確認され家畜3万頭あまりが殺処分された仁川市や金浦市からは離れた地域にある。そのため、口蹄疫がすでに全国的に広がっている恐れがあるとして懸念が強まっている。また、一部のメディアは、防疫当局による対策には不備が多いと指摘。消毒作業が均一に実施されていないことや、畜産 農家の防疫意識が低いことなどから、感染拡大を食い止めるのは難しいとの見方を示している。(編集担当:新川悠)」(記事を引用) 

この記事でも明らかなように、韓国内でも「口蹄疫」の蔓延が明らかになっているにも関わらず、5月末になっても韓国との出入りに対する防疫処置が何もありません。少なくとも5月中、梧桐は韓国への直行便が出ている羽田空港を毎週利用していますが、防疫の最前線である筈の空港の出入り口に消毒用のマット1枚、置かれているのを見ていませんよ。

もし、旅行者が感染源なら、空港など入国ゲートには徹底した防疫システムが必要なはずです。それは、以下の記事からも明らかです。

【口蹄疫】経済的損失回避へ、封じ込め徹底 英国での被害は1兆円に
口蹄疫問題対策などで開かれた九州地方知事会議=25日午後、長崎県佐世保市

口蹄疫問題対策などで開かれた九州地方知事会議

 宮崎県で拡大を続ける家畜伝染病・口蹄(こうてい)疫。感染の疑いがある家畜の出た農場などは200カ所に達し、牛や豚など14万頭以上が殺処分の対象となった。主な発生現場の半径10キロ圏内では、感染の疑いがない牛や豚にも “時間稼ぎ”のためワクチン接種を行い、すべて殺処分される。農家は「感染していない牛や豚まで…」とやりきれない。徹底した対策の理由は何か。

口蹄疫は牛や豚以外にも羊、ヤギ、シカなど蹄(ひづめ)が偶数に割れている 「偶蹄目」が感染する家畜伝染病。ウイルスに感染すると、1週間から10日前後で発症。舌や口の中、蹄の付け根など皮膚の柔らかい部分に水疱ができ、発熱や大量のよだれなどの症状が出る。口内や 足の水疱が裂けると痛みでエサが食べられなくなったり、歩けなくなったりしてやせ衰えるが、それでも死ぬのは成長した動物なら数%程度。その上、農 林水産省は「人には感染しない。感染した牛や豚の肉や乳を口にしても人体に害はない」という。それでは、なぜ口蹄疫の封じ込めに躍起になっているのか。一番の理由は、家畜の経済的な価値の下落だ。

 「口蹄疫の経済的なインパクトは強い。最も警戒すべき家畜伝染病の1つだ」。農水省の疫学調査チームの明石博臣東京大大学院教授(動物ウイルス学)はこう解説する。家畜が次々にやせ衰えれば商品価値が落ち、高 品質が売りのブランド和牛などは価値を失う。国内外の消費者の和牛に対す るイメージも落ちる。「日本の畜産にとって経済的ダメージは計り知れない」(畜産関係者)といい、最近では宮崎県から遠く離れた関東地方の畜産農家からも 「他人事ではない」と不安の声が上がるようになった。さらに、口蹄疫の伝染力は強い。感染した動物の体液や便への直接接触はもちろん、さ まざまなルートで伝染する。ワラなどの飼料に付着したウイルス、空気感染…。どんなルートなのか、専門家にも明確に分からないことが多いという。

 今回日本で初めて使用されたワクチンで、封じ込めに成功したのは01年に発生したオランダだ。発生から半年で、一定期 間発生がなくワクチン接種をした家畜がいない「ワクチン非接種清浄国」として国際獣疫事務局(OIE)に認定された。一方、台湾では09年2月の発生を完全に押さえ込めず、現在もワクチンを使っている。現在発生しているのは、アジアではほかに中国、韓国などで、中国では05年以来、断続的 に起きている。ワクチン非接種清浄国は今年5月25日現在、豪州、英国、米国など62カ国。ワクチン接種で新たな発生を抑えても輸出に一部制約があること などから、日本もワクチン非接種清浄国を目指している。

 --------------------------------------------(記事より抜粋)

 なお、今回の「口蹄疫」についてのマスコミ報道も、かなり歪で作為的なモノでした。思えば狂牛病(BSE)の時も、前回の宮崎の口蹄疫の時も、海外では膨大な数の殺処分を行っているのを尻目に、日本だけはごく少数の犠牲で封じ込めに成功しています。今回の民主党政府の対応の拙さによる感染の拡大とは、明らかに質が違います。これが、統治能力の差なんでしょうね。

にも拘わらず、みのもんたをはじめ、そのことを指摘する報道はなされていません。また、現地で活動する自衛隊や県職員・官僚スタッフなども報道されていませんね。


マスコミは、何を守り、何を封殺しようとしているのでしょうか?

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