マンガで読む近現代史(You Tubeより) [この本!!]
スチャ!☆ミ(/ ̄^ ̄)/只今参上!
さて、 今回は1つのマンガを取り上げます。You Tube内で、日本の近現代史について記述したマンガが映像としてアップされていたので、それをご紹介します。一部、作者とは梧桐の歴史観は異なりますが、それでも十分分かりやすくまとめられているし、Chinaと韓国に配慮して事実を歪曲して記載されている検定教科書よりはよっぽどマシです。
今でも白人史上主義が、残ってるんだから、当時、有色人種差別は、酷いものだったでしょう。。こうして、平和に過ごせてきたのは、先人の方の賜物ですね。(You Tube のコメントより転載)
海外に駐在して2年になるが、この動画をみてあらためて日本人にかけているのは外交力だと実感した。島国なので仕方ないのかも知れないが、いまだにこの弱点は解消されていない(You Tubeのコメントより転載)
ルーズベルト大統領が対日戦争を望んだことは事実だが、それはその時点で英国と中国の強い要請があったことが大きい。当時、英国はナチスに侵略されかかっており、バトルオブブリテンでなんとか凌いだが、もしソ連がバルバロッサ作戦で敗北したら風前の灯だった。だが、アメリカ世論は反戦であり、ルーズベルトは参戦の口実が欲しかった。ところがさすがにヒトラーは神経質なぐらいにアメリカの参戦を恐れており、武器援助など戦争寸前の挑発に腸が煮えくりかえりながらアメリカ攻撃だけは避けていた。この辺は日本軍部よりはるかに忍耐強い。その米政府に格好の参戦口実を与えてしまったのは何か?世間知らずのドイツの同盟国、日本がアメリカを攻撃したことである。つまり、当時のアメリカ政府が望んだのは対独参戦であり、対日参戦はその手段に過ぎない。実際、対独戦と対日戦では動員兵力も軍事費も段違いなのである。(You Tubeのコメントより転載)
史実ではフライングタイガースと日本の戦闘は1941年12月末からで、開戦後なのですが、開戦前から戦ったという人が多いので不思議だった。誤解の元はこの漫画だったのか・・・。よく読んでみると・・・
1:06【戦闘機しかなったためフライングタイガースはビルマ上空で日本軍機と戦った。】⇒これは日米開戦後の話。確かに「いつ」戦ったとは書いていない。でも良く考えたら、開戦前のビルマは英領(自治領)だから、そんなところで日米の空中戦ができるはずが無い!!・・のだが。で、次のページ。
1:12【大東亜戦争の前にすでに日米戦争は始まっていた・・・・】⇒ここには実際の戦闘行動があったとは書いていない。後で指摘されたら、象徴的な意味だ、と言い逃れできるようになっている。でも、知らない人が読んだら、開戦前に日本を攻撃してる、と読めますね。(You Tubeのコメントより転載)
欧米の歴史家が言っているのは結果論。結果と原因を取り違えているから、このマンガの主張になる。もし、それほどアジア植民地の解放が重要なら、開戦前から諸外国に植民地解放を交渉したはず。しかし実際は禁輸の不当性は主張しても、植民地解放には何も言っていない!「大東亜共栄圏」も、開戦の年に初めて出てきた。「帝国国策遂行要領(16年9月6日)」「東条首相の開戦時の演説」「開戦の御詔勅」・・それぞれ日本の戦争の意義について述べている。そこに、「自存自衛のため」「事変(中国での戦争のこと)完遂」の文言はあっても、【欧米諸国の植民地支配の打破】というような言葉はない。もちろん日米交渉でも「米領フィリピンの解放」など議題にもなっていない!最高戦争指導会議でもとにかく石油、石油、石油の確保だけ。明らかに、アジアの解放は開戦直前に考えた宣伝文句です。結果として、独立した国々から感謝されるのは有難いが、日本が欲しかったのは石油・ボーキサイト・ゴム・・それらが無かったら、東南アジアに攻め込むことなど絶対に無かったのです。(You Tubeのコメントより転載)
まあ漫画家にしては事実をよく調べていますね。言いたいことは分かります。ただ、1次資料にちゃんと当たっていない可能性が高い。1次資料と言うのは伝聞ではなく、戦争に実際参加した人が書き残したものです。
日本は悪くなかった・・・これは同意します。
日本は正義だった・・・これは同意しません。それだとアメリカと同じでしょ。
当時の日本の指導者たちは国策の「誤り」を犯したのです。失敗したのです。負けたということはそういうことです。アジアも中国も関係ありません。国家指導者は国を滅ぼしてはいけないのです。
実は日本は古来から、好戦的ではなく仏教を基本とするおっとりとした国柄。天皇陛下も神なのに仏教を信じていた。大陸の大国と上手く付き合い、1000年間で対外侵攻は朝鮮出兵だけ。幕藩体制と鎖国は江戸260年の奇跡的な平和をもたらし識字率は最高。むしろ対外戦争を繰り返した昭和初期が例外で、平成の日本はほぼ正常発展形なのです。
ナチスと同盟し、イデオロギーを国益より重視した結果、他国に外交的に追い込まれ、勝てないと分かっている戦争をやる羽目になった。これは基本的に当時の日本の自己責任・国内事情での選択。アメリカも中国も関係ない。自らの失敗を他のせいにするな。ただし、失敗であって罪ではない。皇道派と統制派、艦隊派と条約派がいかに愚かな抗争を繰り返していたか知ろう。そして、日本がこの戦争で、自国に230万の戦死者・戦災死者を出し、国体を危うくし、もう少しでソ連に分割占領されるところまで行ったことは事実なのだ。これは罪ではない、が大失政である。(You Tube のコメントより抜粋)
You Tubeのコメントは、色々とありましたが、なるべく中立的(後半は否定的)なものを切り取りました。コメント全体は、You Tubeの当該ページへ飛んで読んで下さい。
確かに第二次大戦中のアメリカは人種差別意識むき出しで、日本人のホロコーストを働いたのは間違いない。だけど、同じような血塗られた歴史は、中国でも過去に何度もあった。何千万人の人間が殺されたりね。人間とは所詮そういうものだ。だから中国とかアメリカは、力しか信じてないんだよ。(You Tube のコメントより転載)