SSブログ
この本!! ブログトップ

マンガで読む近現代史(You Tubeより) [この本!!]

スチャ!☆ミ(/ ̄^ ̄)/只今参上!

さて、 今回は1つのマンガを取り上げます。You Tube内で、日本の近現代史について記述したマンガが映像としてアップされていたので、それをご紹介します。一部、作者とは梧桐の歴史観は異なりますが、それでも十分分かりやすくまとめられているし、Chinaと韓国に配慮して事実を歪曲して記載されている検定教科書よりはよっぽどマシです。

確かに第二次大戦中のアメリカは人種差別意識むき出しで、日本人­のホロコーストを働いたのは間違いない。だけど、同じような血塗られた歴史は、中国でも過去に何度もあった。何千万人の人間が殺されたりね。人間とは所詮そういうものだ。だから中国とかアメリカは、力しか信じてないんだよ。(You Tube のコメントより転載)

今でも白人史上主義が、残ってるんだから、当時、有色人種差別は­、酷いものだったでしょう。。こうして、平和に過ごせてきたのは­、先人の方の賜物ですね。(You Tube のコメントより転載)

海外に駐在して2年になるが、この動画をみてあらためて日本人にかけているのは外交力だと実感した。島国なので仕方ないのかも知れないが、いまだにこの弱点は解消されていない(You Tubeのコメントより転載)

ルーズベルト大統領が対日戦争を望んだことは事実だが、それはそ­の時点で英国と中国の強い要請があったことが大きい。当時、英国はナチスに侵略されかかっており、バトルオブブリテン­でなんとか凌いだが、もしソ連がバルバロッサ作戦で敗北したら風­前の灯だった。だが、アメリカ世論は反戦であり、ルーズベルトは参戦の口実が欲­しかった。ところがさすがにヒトラーは神経質なぐらいにアメリカ­の参戦を恐れており、武器援助など戦争寸前の挑発に腸が煮えくり­かえりながらアメリカ攻撃だけは避けていた。この辺は日本軍部よ­りはるかに忍耐強い。その米政府に格好の参戦口実を与えてしまったのは何か?世間知ら­ずのドイツの同盟国、日本がアメリカを攻撃したことである。つまり、当時のアメリカ政府が望んだのは対独参戦であり、対日参­戦はその手段に過ぎない。実際、対独戦と対日戦では動員兵力も軍­事費も段違いなのである。(You Tubeのコメントより転載)

史実ではフライングタイガ­ースと日本の戦闘は1941年12月末からで、開戦後なのですが­、開戦前から戦ったという人が多いので不思議だった。誤解の元は­この漫画だったのか・・・。よく読んでみると・・・

1:06【戦闘機しかなったためフライングタイガースはビルマ上­空で日本軍機と戦った。】⇒これは日米開戦後の話。確かに「いつ­」戦ったとは書いていない。でも良く考えたら、開戦前のビルマは英領(自治領)だから、そん­なところで日米の空中戦ができるはずが無い!!・・のだが。で、­次のページ。

1:12【大東亜戦争の前にすでに日米戦争は始まっていた・・・­・】⇒ここには実際の戦闘行動があったとは書いていない。後で指摘さ­れたら、象徴的な意味だ、と言い逃れできるようになっている。でも、知らない人が読んだ­ら、開戦前に日本を攻撃してる、と読めますね。(You Tubeのコメントより転載)

欧米の歴史家が言っているのは結果論。結果と原因を取り違えているから、このマンガの主張になる。もし、それほどアジア植民地の解放が重要なら、開戦前から諸外国­に植民地解放を交渉したはず。しかし実際は禁輸の不当性は主張し­ても、植民地解放には何も言っていない!「大東亜共栄圏」も、開­戦の年に初めて出てきた。「帝国国策遂行要領(16年9月6日)」「東条首相の開戦­時の­演説」「開戦­の御詔勅」・・それぞれ日本の戦争の意義について­述べている。そこに、「自存自衛のため」「事変(中国での戦争のこと)完遂­­」の文言はあっても、【欧米諸国の植民地支配の打破】という­よ­­うな言葉はない。もちろん日米交渉でも「米­領フィリピンの解­放­」など議題にもなっていない!最高戦争指導会議でもとにかく­石油、石油、石油の確保だけ。明らかに、アジアの解放は開戦直前­に考えた宣伝文句です。結果として、独立した国々から感謝されるのは有難いが、日本が欲­しかったのは石油・ボーキサイト・ゴム・・それらが無かったら、­東南アジアに攻め込むことなど絶対に無かったのです。(You Tubeのコメントより転載)

まあ漫画家にしては事実をよく調べていますね。言いたいこと­は分かります。ただ、1次資料にちゃんと当たっていない可能性が­高い。1次資料と言うのは伝聞ではなく、戦争に実際参加した人が­書き残したものです。

日本は悪くなかった・・・これは同意します。

日本は正義だった・・・これは同意しません。それだとアメリカと­同じでしょ。

当時の日本の指導者たちは国策の「誤り」を犯したのです。失敗し­たのです。負けたということはそういうことです。アジアも中国も­関係ありません。国家指導者は国を滅ぼしてはいけないのです。

実は日本は古来から、好戦的で­はなく仏教を基本とするおっとり­とした国柄。天皇陛下も神なのに仏教­を信じていた。大陸の大国­と上手く付き合い、1000年間で対外­侵攻は朝鮮出兵だけ。幕­藩体制と鎖国は江戸260年の奇跡的な平­和をもたらし識字率は­最高。むしろ対外戦争を繰り返した昭­和初期が例外で、平成の日­本はほぼ正常発展形なのです。

ナチスと同­盟し、イデオロギーを国益より重視した結果、他国に­外交的に追い­込まれ、勝てないと分かっている戦争をやる羽目に­なった。これは­基本的に当時の日本の自己責任・国内事情での選­択。アメリカも中­国も関係ない。自らの失敗を他のせいにするな­。ただし、失敗であって罪ではない。皇道派と統制派、艦隊派と条約派がいかに愚かな抗­争を繰り返し­ていたか知ろう。そして、日本がこの戦争で、自国に230万の戦­死者・戦災死者を出し、国体を危­うくし、もう少しでソ連に分割­占領されるところまで行ったことは­事実なのだ。これは罪ではな­い、が大失政である。(You Tube のコメントより抜粋)

You Tubeのコメントは、色々とありましたが、なるべく中立的(後半は否定的)なものを切り取りました。コメント全体は、You Tubeの当該ページへ飛んで読んで下さい。

新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論

新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論

  • 作者: 小林 よしのり
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: 単行本
新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論 (2)

新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論 (2)

  • 作者: 小林 よしのり
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2001/10
  • メディア: 単行本
新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉

新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉

  • 作者: 小林 よしのり
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2003/07
  • メディア: 単行本
ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論

ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論

  • 作者: 小林 よしのり
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/06/04
  • メディア: 単行本
ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論

ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論

  • 作者: 小林 よしのり
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: 単行本
ゴーマニズム宣言SPECIAL パール真論

ゴーマニズム宣言SPECIAL パール真論

  • 作者: 小林 よしのり
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/06/23
  • メディア: 単行本
いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL

いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL

  • 作者: 小林 よしのり
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 単行本
新ゴーマニズム宣言SPECIAL靖國論

新ゴーマニズム宣言SPECIAL靖國論

  • 作者: 小林 よしのり
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本

 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

わが友マキアヴェッリ(3) [この本!!]

こんにちは~(*^_^*)/

現代社会への示唆に富んだ塩野七生さんの作品は、読むたびに新しい発見がありますね。
 
わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈3〉 (新潮文庫)

わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈3〉 (新潮文庫)

  • 作者: 塩野 七生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/04/24
  • メディア: 文庫
  • マキアヴェッリ失職からその死までを、フィレンツェの滅亡と併せて詳細に書かれている。この不遇な時期、マキァヴェッリ本人が強く復職を望みながらついに果たせなかったのだから不遇だと思われるが、塩野氏はこの時期のマキアヴェッリは不幸とは断じられないと書く。
  • たしかに、『君主論』,『政略論』,『戦略論』などの著作が書かれたのはこの時期であるし、喜劇作家としても成功している(恥ずかしながら、ルネッサンス喜劇の傑作『マンドラゴーラ』を書いたのがマキアヴェッリであるとは知りませんでした)。
  • 本書には、多くのマキアヴェッリの友人が取り上げられている。
  • その一人、『イタリア史』を記したグイッチャルディーニが家族や子孫に宛てた内々の『覚え書』から、現代でも通じる一節が引用されています。
  •  ・「宗教を敵にまわしてはならない。また、神と関係することすべては、敵にまわさないように心がけるべきである。なぜなら、この対象たるや、馬鹿者どもの頭に対して、あまりにも強力な影響力をふるっているからである。」
  •  f^_^;
宗 教にも色々あって、進歩的知識人を名乗る方々には、リベラル教が、日教組やマスコミなどには、平和を念仏のように唱えていれば平和が訪れるという「平和念 仏教」や詰め込み教育をなくせば子供が幸せになるという「ゆとり教育教」などが蔓延していますね。事情を知らない人たちには耳障りが良いだけに、始末に負 えません。
  • 正論を唱えると袋だたきに遭うのは、16世紀でも21世紀でも変わらないようです┐(´ー`)┌
  • ・「神に願い給え、君が常に勝者の側にあることを。なぜなら、勝者の側にあれば、君には何の功績が無くても報われるが、反対に敗者の側に立ってしまうと、いかに功績があっても非難されないではすまないからである」
 (-o-;)
身 も蓋もない表現ですが、「勝てば官軍」 の理です。マキュアヴェッリは、書記官としてだけでなく外交官としても有能さを発揮しましたが、政権が交代すると、その有能さは裏目に出て排斥されること になりました。労働組合出身者が多く、経営感覚のない閣僚が多数を占め、この半年で国家運営や経済政策に無能さをさらけ出した民主党政権ですが、こと官僚 の活用という点では、マキュアヴェッリを追い出したフィレンツェ新政権のように、自民党政権の色を消すのに熱心なだけで、有能な官僚を登用することもな く、日本沈没に向けてまっしぐら・・・・なんてところは、本書のフィレンツェと同じですね。
 
マキアヴェッリは「国を守るには力と思慮の双方ともが不可欠であり、とくに自衛力を持たない国家は、破壊と隷属に終わる宿命を持つ」と、フィレンツェの終身大統領ソデリーニへの答申の中で断言しています。
ま た、『君主論』で「時代が変われば統治の方式もそれに応じて変わる必要がある」と説き、『政略論』では「共和政体を維持したければ、ときには共和制の精神 に反することもあえてする勇気を持たねば、共和制そのものを潰してしまう結果になる」と説き、『戦略論』で市民兵制度確立の必要性を論じています。
マキアヴェッリの主張は、「非現実的机上の空論」として何一つ採用されず、フィレンツェ共和国はマキアヴェッリの死の直後に滅亡しました。
ああ、日本もスペインに武力支配されたフィレンツェのように、Chinaの拡張戦略に飲み込まれて東のチベットにならなければ良いのですが・・・・
 
この第三部の解説も、佐藤優氏が書いています。
この佐藤氏に対してのマスコミの報道は、どれも敵意に満ちたものでしたが、この解説を読んで、それらが為にするものであったことがよく分かります。優秀な官僚を育て、権限を与え、采配をふるわせながらもコントロールすることの必要性と難しさを感じます。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

【書評】『日本人ルーツの謎を解く 縄文人は日本人と韓国人の祖先だった!』 [この本!!]

こんにちは~ (*^_^*)/

日本人はどこから来たのか?

『約1万3000~1万 2000年前、最終氷期(ヴュルム氷期)の終わりとともに地球は温暖化に向かい、日本では縄文時代が幕を開けた。縄文人のルーツについては、長く南方(東南アジア方 面)起源説が優勢だった。日本人は、「原日本人である縄文人と渡来系弥生人が混血しあいながら形成された」という「2重構造論(モデル)」を80年代に唱 えた埴原和郎・元東大教授(故人)も、形態人類学の立場から縄文人=原日本人のルーツは基本的に「南方」としていた。「2重構造論」は、縄文人が列島内で 独自に進化して弥生人を経て日本人となったというそれまで優勢だった「小進化説」を覆し、現在ではほぼ定説となっている。 (産経新聞-小島新一氏の記事より抜粋)』

と云われてきました。ところが・・・・

 ----------------------------------------(産経新聞 書評より)

日本人ルーツの謎を解く―縄文人は日本人と韓国人の祖先だった!

日本人ルーツの謎を解く―縄文人は日本人と韓国人の祖先だった!

  • 作者: 長浜 浩明
  • 出版社/メーカー: 展転社
  • 発売日: 2010/06
  • メディア: 単行本
「日本人のルーツの謎を解く」

 日本人のルーツはどこにあるのか。長い間、追い求めてきたロマンあふれる疑問だ。だいたいは、縄文人が住んでいたところに大陸、半島から稲作を携え て弥生人が渡来し、縄文人と混血しながら、現在の日本を形成していったと いうものだろう。

 だが、著者は最新のデータをもとに、この考えを真っ向から否定する。稲作は縄文時代から行われていたし、朝鮮半島には日本の弥生式土器や古墳時代の前方後円墳が多く見られること から、縄文人弥生人に移行し、さらに朝鮮半島に進出していったとする。ミトコンドリアだけ ではなく、Y染色体の系統も調べながら、これまでの定説を科学的、論理的に検証、否定していく。(長浜浩明著/展転社・1785円)

---------------------(以上引用終わり)-------------------

近年は地質考古学が発達し、科学的に歴史が検証されるようになってきました。

☆彡(ノ ̄∀ ̄)ノ Congratulations ヘ( ̄▽ ̄ヘ)☆彡

しかし、近現代史については、冷静な視点からの検証がなされていないのが、とても残念ですね。


韓国はつい100年前はこんなだったのに、日本統治前後を冷静に比較してみましょう。日本の朝鮮に対する収支は、常に大赤字だったんですが、「日本が朝鮮から搾取した」とされている捏造の歴史は、そろそろ止めにしましょうよ。(`ω´)イライライライラ・・・
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

学校で教わった「半島の歴史」はウソ!! [この本!!]

こんにちは~ (*^_^*)/

梧桐も、中学で「朝鮮半島からの渡来人が、稲作などの先進文化を日本に伝えて根付かせた」と教わりました。しかし、その文化的に遅れた日本の属国が朝鮮半島に「任那(みなま)」として存在することに矛盾も感じていました。稲作などの国の基幹産業の技術を他国人に握られている国が、その先進国に進出できるのか?

室谷克実著日韓がタブーにする半島の歴史』は、そんな素朴な疑問に答えてくれました。

 
日韓がタブーにする半島の歴史 (新潮新書)

日韓がタブーにする半島の歴史 (新潮新書)

  • 作者: 室谷 克実
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/04
  • メディア: 新書
  •  ■「常識と通説」疑う記者魂結実

  •  日本は、朝鮮半島の人民から、稲作をはじめとするさまざまな先進文化を教わり、国の基礎をつくった。 多くの日本人が信じて疑わない「歴史の常識」を、著者は完全に否定します。 それ どころか、半島初の統一国家、新羅の基礎づくりを指導したのは、実は倭人・倭種であり、新羅も百済も倭国のことを文化大国として敬仰していた-というので す。正直に白状すると、原稿を読み始めたとき、「そんなバカな」と思いました。 しかし、これらはすべて『三国史記』という半島最古の正史や、中国の『隋書』と いった、当時の国が公式に編纂(へんさん)した歴史書に記載されていることです。日本でいえば、『古事記』や『日本書紀』にあたる書物ですが、これらを精読している人は、いまや韓国にもほとんどいません。感情的になることなく、冷静かつ丁寧に史書を読み解いていく筆致は、説得力抜群です。 なぜ、このような大事なことを学校は教えてくれなかったのか、と思いながら読んでいくと、その疑問にも明快に答えてくれます。著者は、時事通信社ソウル特派員時代の経験を元に1987年、 『「韓国人」の経済学』という本を出し、当時「昇龍」と賞された韓国経済の脆弱(ぜいじゃく)な実態 を暴いて話題となりました。本書は当初、現在の2倍以上の分量がありました。無理をお願いして半分にしてもらったおかげで、実に濃密な内 容となりました。絶えず「常識と通説」を疑ってかかる記者魂が結実した一冊です。(新潮新書・756円)----------------------(書評より)

さて、梧桐に「ウソの歴史」を覚え込ませた元凶について、許平和氏の「反感を買う韓国スタイル」を引用します。


















こんな「うその歴史を教える日教組」によって、 こんなイカレタことが行われているんですね。

【ソウル5日=黒田勝弘】卒業式の「日の丸・君が代」問題を苦に校長が自殺した広島県立世羅高校が毎年、生徒を修学旅行で韓国に送り、ソウル市内にある 独立運動記念公園で謝罪文を朗読するなど“謝罪行事”をしていたことが明らかになった。五日付の韓国日報が社会面トップ記事で伝えたもので、記事には、生 徒たちが市民の前でひざを折り、頭を垂れている写真が添えられ、案内を担当した年配の韓国人通訳の「生徒たちのまじめな表情に感動した」という感想も紹介 されている。


韓国日報は県立世羅高校の生徒たちが三・一独立運動記念塔前で謝罪した、と報じた=平成10年10月16日、ソウルのタップコル公園(韓国日報提供)

 韓国日報は「“キミガヨ”で悩みの校長の教え子たち」「5年前からタップコル公園で“謝罪の参拝”」という見出しで、昨年十月十六日の様子を詳しく報じ ている。
 それによると、「世羅高校の男女生徒約二百人は昨年十月十六日午後四時、タップコル公園の三・一(独立)運動記念塔前でひざを折って座り、日帝侵略と植 民地蛮行を謝罪する文章を朗読した。一部生徒はハングル(韓国の固有文字)を学び、謝罪とともに両国の和解を訴えるプラカードを日本で作って持ってきた」 という。さらに「公園での謝罪儀礼は犠牲者に対する黙とうと班長のあいさつ、謝罪文朗読、日本から持ってきた平和を望む折りづる献呈、公園内の史跡訪問な どとなっていた」としている。
 タップコル公園はソウルの中心街にあり、これまではパゴダ公園といわれた。日本統治時代初期の一九一九(大正八)年三月一日、大規模な抗日独立運動のス タートになったところで、記念塔などの施設があり、市民の憩いの場になっている。
 世羅高校修学旅行団を案内した劉載晃氏(七九)は記事の中で「これまで五年間、“謝罪修学旅行”を許可してきた校長先生が、日帝軍国主義の象徴である日 章旗掲揚や君が代斉唱に反対する教師たちと教育委員会の間で悩んだ末に自殺を選んだのだろう」と語っている。
 また「謝罪修学旅行を送り出してきた石川(敏浩)校長は、教育委員会の指示を拒否することも、自身の良心に反する行動も難しいという葛藤(かっとう)を 味わったことだろう」という記者の見方が書かれている。
 近年、日本の高校生の韓国への修学旅行は増え、年間数万人にのぼる。旅行先は古都の慶州などの史跡のほか、独立記念館など歴史がらみのところが多い。
         ◇
 高橋史朗・明星大教授の話 「過去の立場を超えて戦争犠牲者を慰霊するなら良いことだが、条約に基づいて日本が朝鮮半島を統治したことの非のみを一方的 に謝罪する行為は、かえって国際的な信頼や友好を妨げる。本当の和解とは、言うべきことを言い合って築かれるものだからだ。日本の一部の教師たちが持つ思 い込みや非常識さが、この修学旅行のような広島県の異常な教育の背景にある」

----------------------------------------(ニュース記事より)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

【書評】『ヒトラー 権力掌握の二〇ヵ月』グイド・クノップ著、高木玲訳 [この本!!]

こんにちは~ (*^_^*)/

当初は弱小政党だった国家社会主義独逸労働者党(NADAP)が国政を牛耳っていく様が、民主党政権とダブって見えます。

元々、反政府運動家だった人間が、政府の要職に就くと権限を振り回し、独裁への道をひた走る。 まるで、自衛隊に監視網を引いて人民解放軍よろしく政治将校を宛がう真似をしたのは、つい先日のことです。

----------------------------------------------------------(2010.5.15)

【書評】『ヒトラー 権力掌握の二〇ヵ月』グイド・クノップ著、高木玲訳

■定説揺るがす丹念な追跡

 「新年! 多難な年になりそうだ」-1933年の年明け、ヒトラーの宣伝部長ゲッベルスは日記にそう記した。しかし、直後に起きた 組閣の逆転劇により、実際に災難が降りかかることになるのは、それを予想した者たちではなく、「もう危機は去った」と思っていた人々だった。

  1月30日のヒトラー首相就任から、国会議事堂炎上、全権委任法の可決、翌年のレーム粛清、ヒンデンブルク大統領の死去まで-本書は「ヒトラーを阻止することはできたか」という視点から、 怪しい煽動(せんどう)者が実権を握るまでの1年半を克明に再現、検証していく。

 著者は、ドイツの悲劇は決して歴史に運命づけられた必然 などではなかった、と言う。33年当時、対抗諸政党に、労働組合に、産業界に、あるいは軍部に、まだ独裁を食い止めるだけの力もチャンスもあった。しか し、ある者はヒトラーを「より小さな悪に違いない」と見なし、また ある者は「数カ月で失脚する」と見誤る。つまり、その男に対する過小評価や人々の希望的観測が、ヒトラーを次の段階へ進めてしまった。

  著者のクノップはドイツ公共放送ZDFの現代史局長であり、彼の歴史検証番組 は数々の受賞歴に輝いている。本書もそうした話題のドキュメンタリーを下敷きに、未発表史料や同時代証言、図版を多数まじえてまとめられた。ヒンデンブルクは実はヒトラーを評価していた? 議事堂火災ナチ党犯行説の 信憑(しんぴょう)性は? 丹念な追跡が、定説を揺るがす。(中央公論新社・2940円)

 中央公論新社書籍第1部 打田いづみ

 -----------------------(以上引用終わり)-------------------------

この書評を読みながら、小沢一郎を思い出してしまいました。



ヒトラー権力掌握の二〇ヵ月

ヒトラー権力掌握の二〇ヵ月

  • 作者: グイド クノップ
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2010/04
  • メディア: 単行本
アドルフ・ヒトラー 権力編―わが闘争の深き傷痕 (歴史群像シリーズ 42)

アドルフ・ヒトラー 権力編―わが闘争の深き傷痕 (歴史群像シリーズ 42)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 1995/06
  • メディア: 単行本

 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

解剖医 ジョン・ハンターの数奇な生涯 [この本!!]

こんにちは~ (*^_^*)/

本日は、医学部を目指す皆さん,医学に興味のある皆さん,そして献体について考えている皆さん

解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯

解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯

  • 作者: ウェンディ ムーア
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本    をお薦めします

Amazonで、興味深いタイトルとレビューに興味をひかれて衝動買いしてしまったこの本は、第一章を読み始めると一気に読み終えてしまうほど面白いモノでした。この本は、単なる伝記物や英雄伝ではありません。

この本を読むと、献体が医学の発展に 及ばす影響の大きさ、必要性がよく分かります。 

墓泥棒など闇の世界に手を染めなければ解剖するための死体が手に入らなかった時代、キリスト教の保守性と古代からの蒙昧な治療術が幅をきかしていた時代、そんな時代に解剖を通してダーウィンより70年も前に進化論を確信していた18世紀イギリスに生きた一人の開明的な外科医。学校教育もろくに受けていない主人公が、外科医として成果を出し実績を積んで、学会で確固たる地位を確立し王室医まで上り詰める。伝統や通説を無視し、自分の頭で考え,仮説を立て,実験し検証して、技術を確立する主人公の姿勢は、科学者のあるべき姿と言って良いでしょう。
主人公の屋敷は「ジギルとハイド」のモデルとなり、本人はドリトル先生のモデルになった、まさにタイトルの通り数奇な一生です。

この本を読むと、19世紀までのイギリスの医学がいかに稚拙なものか、いかに化学の発展が一部の人間の好奇心と探求心に支えられているかが分かります。そして、主人公の死後のエピローグから、科学進歩を阻害するものは、生身の社会のドロ ドロとした偏見や嫉妬であることも、よく分かります。

また、医療倫理云々よりも医師の実利主義の方が、患者を幸せにする場合がある事実も書かれています。
主人公は、金持ち相手には高い報酬を要求し、貧乏人はただ同様で治療をしますが、それは実験材料として有用だと思ったからであり、別に貧乏人に同情したわけではありません。貧乏人としては、新しい医療行為の実験台になる代わりに、当時としては最先端の治療を受けられるわけです(今だったら、人権団体とやらが「人体実験だ」と大騒ぎするでしょうね)。

主人公の死後、その業績の多くが闇に葬られ、せっかく序についた近代医学は足踏みをさせられてしまいますが、主人公の思想はその弟子たちに受け継がれ、ジェンナーを筆頭に素晴らしい展開を見せるのがせめてもの救いです。
科学は必ずしも直線的に進歩したわけではなく、逆行するような時もしばしばありますが、医学についても同様なのですね。

ちなみに、コミックもあるんですね。

解剖医ハンター 1 (リュウコミックス)

解剖医ハンター 1 (リュウコミックス)

  • 作者: 吉川 良太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2009/11/13
  • メディア: コミック

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

どうしても「許せない」人 [この本!!]

こんにちは~ (*^_^*)/

今日は、けっこう梧桐的に役に立った本をご紹介します。
早稲田大学加藤諦三教授の『どうしても「許せない人」』です。Amazonの書評の中には、「悪口の寄せ集めにすぎない」とこき下ろしているものもありましたが、きっと読解力と経験値が不足しているからでしょう。それとも、悪意有る書き方から推測するに、本書で指摘されている「ひどい人」に該当するのかなぁ・・・・
おっとっと。
日本海を挟んだ大陸側とは違って、表現の自由が認められている有り難い国でしたね。

さて、加藤諦三氏の既刊のものに
・『アメリカインディアンの教え』  
  ※この「教え」のもとはドロシー・ロー・ノルト(Dorothy Law Nolte)が1954年に創作したもの
   だそうですが・・・・ 
   実際のアメリカ先住民の言葉はこちらです。
   こんな素晴らしい言葉を持った人たちを、白人は何百万・何千万と虐殺して北米大陸を
   侵略し尽くしたのです。現在、何人のアメリカ先住民が残っていますか?
   この事実を考えるだけで、『侵略の世界史』の歴史観の正しさが証明されます。
   独逸のユダヤ人虐殺を他の欧米諸国が非難する資格はない!
   なぜモアイ像が謎の遺跡になってしまったのでしょう?それは、イースター島の人びとが奴隷
   としてアイルランド人フランス人などによって拉致され、ほぼ全滅してしまったからです。
   シーシェパードの「鯨擁護」を口実にした「人種差別」の過激行動も、その歴史を遡れば何の
   不思議もありません。もともと、彼ら白人は、有色人種を数限りなく虐殺してきたのですから、
   今更、その姿勢が変わるはずもないですよね。

『不安のしずめ方』  書評
『「思いやり」の心理』   書評
『「やさしさ」と「冷たさ」の心理』  書評
『やさしい人』  関連   関連
『ココロが壊れないための「精神分析論」』    書評
『「あなたを傷つける人」の心理』   書評
 などがあるそうです。
梧桐は、残念ながらどれも読んだことがありません。
ですから、本書の内容だけを客観的に評価できる・・・とは、上から目線の言い方でした。
失礼しました。

この本では、「善良であろうとする人間がいかに騙されて消耗するか」ということが、書かれています。
梧桐の同僚の何人かもそうでしたが、マンションのまとめ役を買って出て、人間関係で消耗してしまうことがあります。ご経験された方も多いのではないでしょうか?
梧桐自身も、マンション管理会社が管理を放棄していたので、まとめ役として総会を招集して、マンションの正常化に着手しました。後押ししてくれる人も居て、滑り出しは順調に思えたのですが・・・・
40年以上前の分譲業者の不法行為や近隣との軋轢を抱えたクレ-マーに引っかかって、5年間も引きずり回されて生活基盤はズタズタに引き裂かれ、一時は自己破産を考えるまでに追い込まれたことがあります。(後押ししてくれたようにみえた人びとは、さっさと身を翻して逃げ散りました。)
友人が強引に弁護士事務所へ連れて行ってくれなければ、そのクレーマーとの関係を切れなかったでしょう。
その後、この本を読んで、精神的にもキッパリとクレーマーとの関係を断ち切ることができました。
まさに、そのクレーマーこそ、著者が本書で説く「許してはいけない相手」=「闘うべき相手」だったのですね。
本書で著者が指摘するように、「闘うべき相手」を信頼し精神的に依存し、結果、引きずり回されていたのです。

精神的に追い込まれている一人でも多くの人に、この『どうしても「許せない」人』を読んで貰って、
今一度、「本当に闘うべき相手」は誰なのか、「本当の味方」は誰なのか、を見極めて
窮地から脱出して貰いたいと思います。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

アルカリ性食品 と マスコミ [この本!!]

「肉を食べると血が酸性に偏って病気になる。
だから、健康のためにアルカリ性食品を食べて躰をアルカリ性にしよう」
という話を聞いたことは有りませんか?

元々は、
スイス バーゼル大学の生理学者 グスタフ・フォン・ブンゲ (Gustav von Bunge)によって提唱された「酸性食品(acid-forming foods)とアルカリ性食品(alkaline foods)」概念に由来します。
食品を完全に燃焼させて残った灰分を水に溶かした水溶液が「酸性」ならば「酸性食品」で、「アルカリ性」ならば「アルカリ性食品」という定義です。
ここで「アルカリ(塩基)」とは、アラビア語で「植物の灰」を意味する「Al-Qaly(القلي,القالي)」からきています。「酸の性質を打ち消す」とか「脂肪を石けんに変える(鹸化)」などの性質を持つものが「アルカリ」だと考えられていました。
グスタフ・フォン・ブンゲは、「酸性食品の摂取を減らしてアルカリ性食品の摂取を増やすアルカリ食事法(酸・アルカリ食事法)」を提起しました。

未だにお馬鹿なコメンテーターニュースキャスターが、平気で「アルカリ食品は躰に良い」旨の発言を繰り返していますね。
まぁ、「ミネラル分をバランス良く摂るという」という意図で言ってるならともかく、「肉食で血が酸性に傾く」などというデマは止めていただきたい。

では、
血液の酸性度(水素イオン指数pH)を決めているのは何でしょう?
血液の恒常性を担っているのは、細胞呼吸で排出される二酸化炭素CO2とその塩である炭酸水素ナトリウムNaHCO3です。
弱酸とその塩とが同じ溶液中にあると、少量の酸や塩基を加えても酸性度(水素イオン指数pH)の変化を抑制する緩衝作用が働きます。
人間の血液では、pHは7.40±0.05の範囲に収められています。
(これは、大学入試問題で計算問題として頻繁に出題されていますね)
緩衝溶液の水素イオン濃度[H]は、(弱酸の濃度)÷(その塩の濃度)に(弱酸の電離定数Ka)を掛けて求められます。
医学部・歯学部・生物学系を受験する人には必須の知識ですから、計算できるようになっておいて下さい。

かように、世間というよりマスコミから流れてく嘘に対抗する良著を2つ
それは違う(日垣隆著)』文春文庫
広辞苑の嘘(谷沢永一渡部昇一著)』光文社
後書は現在絶版な様ですが、加筆してぜひ文庫本での出版を希望します。
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

実験室の笑える?笑えない!事故実例集 [この本!!]

化学の実験を行っていない高校って、けっこうあるんですね。
「高校で実験をしたことがない」って言う高校生が多いのには驚きました。
高校って必ず化学実験室がありましたよねぇ?
先生の怠慢か、カリキュラムの関係か、日教組の組合運動の余波か、
はたまた怪我でもさせたときのモンペからの抗議を恐れてのことか・・・

とにかく、
化学実験室が単なる部室や物置になっている学校が多いのは残念なことです。

高校3年間、実験器具をろくに触ったこと無い生徒が大学生になると、
大学の高価な実験装置を破壊するんですよね。

梧桐が大学1年生の時、
化学の基礎実験で隣の机にいたクラスメイトが、
試験管2本,ホールピペット1本,他を初っぱなの授業で壊して、
指導教官から「デストロイヤー」との名誉称号をいただいていました。
(今思えば「クラッシャー」の方が適切かも・・・)
彼も「高校で実験なんかしたこと無かった」と言っていましたね。

さて、実験での失敗を未然に防ぐには、事前に失敗例を知ることです。
そこで、
実験室の笑える?笑えない!事故実例集(田中陵二,松本英之著)』をご紹介します。
講談社サイエンティフックから出版されている本です。
挿絵は、たぶん「あたしんち」のけらえいこだと思います。
数ある実験所の中でも、
見出しが簡潔で分かりやすく、索引が容易で、
失敗談も読みやすくまとめられているお薦めの本です。

この本!! ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。